8月27日(金)
初めての作家さん…一色さゆりさんの作品
お勧め度 ★★ 読みやすいけど、ちょっと低い
この本の帯の久米宏さんが気になる。。。どうして久米さん?
第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作
「値段を決めるのは画商なのか、
魔(マ)ーケットなのか
まだ見ぬ世界へようこそ」
久米 宏 推薦人前に姿を見せないインクアートの大家、川田無名。
そのただ一人の取引相手、唯子が殺害された――。
現役学芸員が描くアート・サスペンス!マスコミはおろか関係者すら姿を知らない現代芸術家、川田無名。ある日、唯一無名の正体を知り、世界中で評価される彼の作品を発表してきた画廊経営者の唯子が何者かに殺されてしまう。犯人もわからず、無名の居所も知らない唯子のアシスタントの佐和子は、六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか――。美術市場の光と影を描く、『このミス』大賞受賞のアート・サスペンスの新機軸。
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ミステリー作品を読んだ感じはあまりしなかった。
画廊の女性社長が殺されたという事件はあるけど、
謎解きされてもその部分のミステリー感が
ちょっと弱い感じがする。
謎解き以前に
この物語で描かれる美術市場や作家や画廊の人たちの動向の方に目が行く。
美術作品に投資するとか、
とても気になる作家がいるというわけでもないので
「そういう事があるんだぁ。大変な世界だとか、厳しい世界だとか」
感じはするけど、
そこにあまり興味がなかったので
それ以上の惹かれる要素がなかった。
あと気になった事。
大きな金額で作品が売られていく。
しかしそこで働く人たちのお給料ととても安く、労働時間も長い。
ただやりがいはある。これって「やりがいの搾取」?
最後に大きなお金の使い道が分かる。
主人公は最後に分かって良かったと思ったけど、
世の中には、理由もなくやりがいだけで低賃金ということもあるので、
読んでいてとても気になった所でした。
(仕事をする上でやりがいは大事。それがあると頑張れる。
でもってとこもあるね。ちょっと独り言)
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この作家さんの他の作品読んでいませんが、
アートミステリーと言う言葉があるのかわかりませんが、
美術が絡んだお話が多いみたいです。
- 嘘をつく器 死の曜変天目…2017年8月 宝島社
- 骨董探偵 馬酔木泉の事件ファイル…2018年7月 宝島社文庫
- 絵に隠された記憶 熊沢アート心療所の謎解きカルテ…2019年5月 宝島社文庫
- ピカソになれない私たち…2020年3月 幻冬舎
- コンサバター 大英博物館の天才修復士…2020年6月 幻冬舎文庫
- コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの…2021年1月 幻冬舎文庫
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今日の体調
右手先、右足先ピリピリ。
リンパ節手術痕硬い
5000歩目指してます。
今の所ぎり5000歩続いています。
ちょっと眠れない事があり、今日は睡眠不足です。