がんと言われて

卵巣がん(ステージ4b)と分かって、自分自身と向き合い忘備録として。

愚かな薔薇読了

1月28日(金)

著者:恩田陸 表紙カバー萩尾望都

これは絶対読みたい!と

愚かな薔薇読了!

www.tokuma.jp

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萩尾望都さん描き下ろし、
期間限定カバーで展開!
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萩尾望都版カバーは期間限定です
※2022年3月までを予定。在庫がなくなり次第、通常カバーで販売します

 

これは21世紀の「地球幼年期の終わり」だ。
山間の夏祭りの中で少年や少女が変化していく。
進化なのか? 人類はどこへ向かうのか?
巡る星々。過去と未来。
愛、愛はどこへ行くのか?


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著者より
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吸血鬼ってなんなんだろう、
と子供の頃からずっと考えていた。
人類の進化の記憶の発露なんじゃないか、
とどこかで感じていた。
一方で、うんと狭いところで
うんと大きい話を書いてみたいと思っていた。
昨今言われる「グローカル」というのが
念頭にあったのかもしれない。
またしても、
ものすごく時間が掛かってしまったが、
この二つの課題をやり遂げられたのかどうかは、
今はまだ自分でもよく分からない。             恩田陸

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【あらすじ】

14歳の少女高田奈智は、
4年ぶりに磐座の地を訪れた。

これから2カ月の間、
親戚が経営する旅館で世話になりながら、
昼間は磐座城周辺で行われる、
あるキャンプに参加することになっている。

事情をよく知らぬまま
この地を訪れた奈智であったが、
到着の翌朝、体の変調を感じ、
激しく多量に吐血してしまう。
やがて奈智は、親戚の美影深志や
同じキャンプに参加する天知雅樹らから、
磐座でのキャンプの目的を聞くことになる。

それは、星々の世界――
外海に旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てる
ことであった。
虚ろ舟の聖地である磐座に集められた
少年少女たちは、徐々に体が変質し、
やがて、歳をとらない体となる。
食べ物もほとんどいらなくなり、
心臓に銀の杭を打たない限り、
死ぬことはない。

そのかわり変質体となると、
一定期間、他人の血を飲まないと、
死んでしまうという。

変質の過程で初めて他人の血を飲むことを、
「血切り」と呼ぶ。

深志は奈智の血切りの相手は
自分だと昔から決めていたと言うが、
奈智は、他人の血を飲むなどという
化け物じみた行為は嫌だと、思い悩む。

そんなことなら、虚ろ舟乗りなんかに、
なりたくない……と。 

 

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お勧め度 ★★★☆☆

萩尾望都さんのカバー 吸血鬼
この二つで気持ちが
ポーの一族的なお話が頭の片隅に

と思いきや。。。

違う!

まったく違う。

恩田さんの世界。どうしてなんだろう。

どこから漂うのか独特の薄暗い空気。

古びた昔からの慣習 

そこに壮大な宇宙そして未来

このアンバランスな設定

私の中にポーの一族的なお話のイメージが
入り込まずに読みたかった。
私の思い込みが悪かった。
この思い込みがずっと物語に入り込めず。
吸血鬼設定いらなくない?って思ってしまって

恩田さんの作品大好きです。
この作品は
時間をおいて再度読み直したいと思っています。

 

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最近の体調

手指先、足指先しびれ
足指ちょっと色悪い
右太もも 張る