がんと言われて

卵巣がん(ステージ4b)と分かって、自分自身と向き合い忘備録として。

死にゆく者の祈り 読了

8月10日(水)

中山七里さんの死にゆく者の祈りを読みました。

www.shinchosha.co.jp

何故、お前が死刑囚に。教誨師の高輪顕真が拘置所で出会った男、関根要一。かつて、雪山で遭難した彼を命懸けで救ってくれた友だ。本当に彼が殺人を犯したのか。調べるほど浮かび上がる不可解な謎。無実の罪で絞首台に向かう友が、護りたいものとは――。無情にも迫る死刑執行の刻、教誨師の執念は友の魂を救えるか。急転直下の“大どんでん返し”に驚愕必至。究極のタイムリミット・サスペンス。

 

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お勧め度 ★★★★
死刑が決まった人に死を穏やかに迎える事ができるように宗教により導く僧侶や神職がいるというもは映画などで見た事がある。

その方たちを教誨師と言うことはこの本を読んで初めて知りました。

最初に死刑が執行される描写があり、ちょっと読むのを躊躇しました。

それが教誨師とはとても大変な仕事だとより一層感じました。

そして、主人公の教誨師は大学時代の友人と出会う。

それは教誨師と死刑囚として。

主人公が教誨師としての立場と友人という立場での葛藤が描かれ、
主人公の過去や友人の過去。

真実を追う者が教誨師だからか、淡々と物語が進んでいく。

中々謎の先が見えず、でも時間は刻刻と迫ってくる。

最期まで引き込まれる作品でした。


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最近の体調
足指先はずっと違和感
暑くて汗だく。
ガードルと汗で右太もも内側がひりひり。