がんと言われて

卵巣がん(ステージ4b)と分かって、自分自身と向き合い忘備録として。

「境界線」小説読了!

9月17日(火)

9月も中旬だというのに猛暑。

暑い!早く涼しくなってほしいものです。

 

http:// https://tkj.jp/book/?cd=TD047519&path=&s1=

 

『護られなかった者たちへ』を超える慟哭――。

戸籍売買の闇を描く社会派ミステリー!

女性の遺体が発見された。身分証から、七年前の東日本大震災で行方不明になっていた人物であることが判明した。名前は笘篠奈津美。宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だった。笘篠は遺体の待つ現場へ急ぐ。しかし、目にしたのは妻とはまったくの別人だった。
笘篠は妻を騙られた怒りを抱えながら個人情報の流出経緯と遺体の身元を探る。

しかし、さらに事件が起こり――。解説・葉真中顕

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お勧め度 ★★★★☆
『護られなかった者たちへ』と同じく東日本大震災のその後の出来事で、主軸になっている刑事も同じ笘篠誠一郎でした。

映画では主人公の笘篠の妻の遺体は序盤で発見されていて

息子はまだ発見されていないという事でした。

その印象が強く残っていたため

映画の印象の方が強くて

冒頭読んでて、、、あれ?あれ?

それから

映画で笘篠誠一郎を阿部寛さんが演じていて

読んでいる時、イメージは阿部寛さんになっていました。

ここでまたまた

阿部寛さんは私のイメージの中で東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズの刑事のイメージ

が強く。

冒頭読んでいる時、ずっと加賀恭一郎になっていました。

 

だから良くないわけではなく。。。。

イメージが重なってしまったという事です。

どちらも大好き作家さんで、俳優さんです。

 

物語は

スゴイです。

震災で行方不明のままのご遺族は

認めたくなくて、戸籍上はまだ生きている。

生きていると信じているご遺族はいらっしゃるでしょう。

そのすきを狙う、詐欺師。

現実にこのような詐欺が起きているのだろうか。

個人情報の流出。

現代社会に起こっている事件を盛り込みながら

犯罪を起こす人、被害者側になる人

犯罪に手を染める人、踏みとどまる人

その境界線・・・

心をなくしてしまうような出来事

災害を目の当たりにして、

それを受け止めることが難しい。

でもそれで・・・踏みとどまる力も持っていたいと

 

とても
辛く、悲しい物語でした。

 

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最近の体調

浮腫み

腰痛

少し疲れやすい