がんと言われて

卵巣がん(ステージ4b)と分かって、自分自身と向き合い忘備録として。

TC療法第1回投与・10日目:ウィッグの試着

4月25日(日)

試着用のウィッグが届いたとの連絡があり、自転車でお出かけすることにした。

退院する時先生に聞くと重い荷物を乗せない、近い場所程度なら大丈夫と言うことだったので、小さいバッグひとつでおそるおそるペダルを踏む。

最近ちょっと立ちくらみがあったりするので、ゆっくり動くようにしていたので、自転車に乗った時もちょっと慎重に足元を確認しながらベダルを踏んで行く。

いや全然楽、歩くよりしんどくない。ちょっとうれしい。

5分もかからず目的地到着。

カタログから事前に選んでいた3パターンのウィッグが到着。

ブログを書いているのに、なかなか写真を摂るって事を忘れる。
いつも後から後悔。

まずはカットをお願いする。

短く切りました。ちょっと刈り上げたショートボブ。

ここまで短くしたのは、20代の頃以来だ。

かなりさっぱり。首元がなんか心もとない。

これから抜けてしまうので、この髪型もほんのわずかの期間なのかと。しみじみ髪を撫でる。

 

そして試着です。

アンダーキャップをかぶり、1つ目。

肩位までのボブ。毛量が多い。うーん。ウィッグってこんな感じなの?

2つ目 ウェーブがかったショート。

かぶった瞬間。

友達が「おばちゃんみたいだ。」と(おばちゃんだけどさ。)
私も思わず。

「コントのカツラみたいだよね。」と爆笑。 これは瞬殺で却下。

しかし、あーだこーだと爆笑が続く。

そして3つ目は、ショートボブ。

つけ心地も良く、即決。ちょっと気に入りました。
ただし、前髪が真ん中わけなので、カットしたい。
「カットしたらもう後戻りはできないよ。もう伸びないんだからね、ゆっくり考えてからで良いよ。」

髪の色も気にいったし、これがいいから切ってと頼む。

前髪を整えてもらう。

気に入りました。

かぶって帰ろうかと思ったけど、今の自分の髪もいつまで楽しめるのかわからない。

かぶらずとりあえず箱に入れて持ち帰る。

家に帰ると在宅ワーク中の息子が出てくる。

「いいじゃんいいじゃん。普通にありじゃない。」とおだててくれる。

短くしたのも良かったかな。

そしてウィッグもかぶって見せる。
「それもまた雰囲気変わる。」と高評価。

なかなかおだて上手。

今日は自転車でのお出かけもできて、友達ともおしゃべりして楽しかった。