6月8日(土)
何を読もうかなと
ミステリーが読みたい。
思いついたのが好きな作家さんの塩田武士さんをチョイス。
そして持ち運びが良いように文庫本を探しました。
朱色の化身 塩田武士著
「知りたい」――それは罪なのか。
昭和・平成・令和を駆け抜ける。80万部突破『罪の声』を超える圧巻のリアリズム小説。「聞きたい、彼女の声を」 「知られてはいけない、あの罪を」
ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。作家デビュー十年を経た著者が、「実在」する情報をもとに丹念に紡いだ社会派ミステリーの到達点。
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お勧め度 ★★★★☆
内容わからず読み始めました。
ある女性を探す物語。
そしていろいろな人の証言が綴られる。
実際の事件も盛り込まれているので
臨場感があります。
序盤はわりとたんたんとしてる。
でも徐々にあきらかになる証言によって
物語に引き付けられる。
そんなに優秀な人なのになぜ?
とか
もしかしたらと
いろいろ想像しながら物語を読み進める。
中盤でその女性のイメージが『白夜行』の雪穂に。
※ラストは全然違います。
親のせいで辛い人生ってとこが・・・
ラストは序章を回収し優しい着地点。
※最近読んだ本やドラマなどでメインの登場人物が癌患者であるという設定が続いている。
意図してその物語を読んだわけではない。
以前は癌だからという事で安易に設定にしないで・・・なんて思ったけど。
今回読んでいて
死が身近に感じた時、思い残すことがないようにしたい。
と思う気持ちは分かる。
そして自分にも何かあるだろうか。
考えたいと思いました。
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最近の体調
浮腫み
腰痛
体重落としたい。
お菓子なかなかやめられない。
量は少し減らしているつもりです。